E147 – IFLA,電子情報資源のメタデータに関するガイダンス草案を発表

カレントアウェアネス-E

No.27 2003.12.03

 

 E147

IFLA,電子情報資源のメタデータに関するガイダンス草案を発表

 

 国際図書館連盟(IFLA)目録分科会のワーキンググループは,10月27日,『電子的な情報資源とコレクションのためのメタデータレコードの構造,内容,適用に関するガイダンス』草案を発表した。同草案に対する意見が2004年2月16日まで募集されている。

 ガイダンス案では,図書館が電子情報資源用メタデータを開発する際に出発点として使用できるような,10のメタデータエレメントが提案されている。これらはFRBR(CA1480参照)に基づいて選択され,DCMIのLAP(LibraryApplication Profile)を始めとした既存のメタデータスキーマ等とのマッピングを通して定義や用語が検討された。これらのエレメントは図書館界において共通の核(common core)となる枠組みであるため,特に法定納本を担う国立図書館での採用が推奨されている。

 なお,目録分科会は9月30日にFRBRの考え方を取り入れた『OPACの画面表示に関するガイドライン』の草案も公表しており,この草案に対してもパブリックコメントを求めている。

Ref:
http://www.ifla.org/VII/s13/guide/metaguide03.htm
http://www.ifla.org/VII/s13/guide/opacguide03.htm
CA1480