ALA、オバマ&バイデン政権移行チームに図書館の役割を主張するレポートを提出

米国図書館協会(ALA)が2008年12月17日、オバマ次期大統領・バイデン次期副大統領の政権移行チーム宛に、変革期にある米国における図書館の役割を主張するレポート『「広大な世界への窓」を開ける: 変化する米国における図書館の役割』を提出しました。

このレポートの中では、「学習の聖域」「「競技場」の整備」「米国人の就労支援」「米国人の73%にとって家庭・職場以外での唯一の無料インターネットアクセスの場」「子どもにとっての安全な場」「最も信頼できる、バイアスのない情報へのアクセスを保障する公民の守護者」などと図書館の役割を述べ、また図書館の利用が急増していることにも触れながら、以下の7点を、政権移行期に考慮して欲しい課題として掲げています。

・ブロードバンドの整備と電気通信政策
・学校図書館
・図書館プログラムへの助成
・政府情報へのアクセスと透明性の保障
・アクセスと市民の自由に関する問題
・識字と生涯学習
・著作権

Opening the “Window to a Larger World”
Libraries’ Role in Changing America
http://www.wo.ala.org/districtdispatch/wp-content/uploads/2008/12/ala-report-to-transition-team1.pdf