Springer社、CLOCKSSでの自社コンテンツのデジタル保存に合意

Springer社が、電子ジャーナル等のアーカイビング・イニシアチブ“CLOCKSS(Controlled-LOCKSS)”に、自社が刊行した電子ジャーナルコンテンツをアーカイブさせることを認めることで合意したと発表しています。同社はもともと、CLOCKSSの創設メンバーのひとつでしたが、このたびコンテンツのアーカイビングを認めることにしたとのことです。ただし、電子書籍については、権利関係が電子ジャーナルとは異なるため、その扱いと法的問題のためのフィージビリティ・テストを行うよう、CLOCKSSの運営委員会に提案した、としています。

Springer helps launch CLOCKSS archive
http://www.springer-sbm.de/index.php?id=291&backPID=291&L=0&tx_tnc_news=5286
http://www.clockss.org/clockss/Springer_helps_launch_CLOCKSS

参考:
CA1645 – 電子ジャーナルのアーカイビングの現状:レポートE-Journal Archiving Metes and Boundsを中心に / 後藤敏行
http://current.ndl.go.jp/ca1645

E525 – NDIIPPの新しい展開(米国)
http://current.ndl.go.jp/e525