経済危機のときこそ図書館!ALAが連邦議会に1億ドルの資金提供を求める

米国図書館協会(ALA)は2008年10月29日、経済成長・雇用創出に関する連邦議会のヒアリングの場で、景気対策費のなかから公共図書館の運営を援助するために1億ドルの資金を投入するよう、求めました。現在米国は経済危機のただ中にありますが、ALAは、こんなときこそ公共図書館が就職活動支援や経済に関する知識の涵養、中小ビジネス支援、インターネットサービスの提供などを通じて、人々が経済危機を脱するのを手助けできるとしています。しかし米国の公共図書館の財政事情は厳しく、上記のようなサービスを十分提供したり、開館日や開館時間を延長したりすることが困難な状況であり、今回の訴えにつながりました。

ALA seeks $100 million in stimulus funding as U.S. libraries face critical cutbacks, closures(ALAのニュースリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/october2008/WOstimulus.cfm

ALA Seeks $100 Million in Stimulus Funding for Public Libraries
– Library Journal 2008/10/29付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6609686.html?nid=3277

参考:
E848(No.138)金融不安,図書館の運営資金にまで拡大(米国)
http://current.ndl.go.jp/e848