米国民の3分の2が図書館利用カードを保有(※訂正あり)

9月の図書館利用カード作成推進月間(Library Card Sign-up Month)に合わせて、Harris Interactive社が実施していた図書館利用に関する調査の結果が公表されています。2,710名の成人に、2008年8月にオンラインで調査したところ、

・回答者のうち68%が、図書館利用カードを所有していると回答した。
・図書館利用カードを所有していると回答したのは、女性の方が男性より多く(73%対62%)、年齢層では18~31歳(70%)、人種ではヒスパニック系(72%)、地域では中西部・西部(72%、71%)、学歴では大学・カレッジ卒業以上(ともに75%)、支持政党では米国民主党(71%)が最も多かった。
・図書館利用カードを所有していない人に聞いた、所有していない理由としては、図書館を利用しない(27%)、図書館利用カードを必要としない・作りたくない(16%)、本は買って済ませる(12%)、インターネットで済ませる(9%)、図書館を利用するのが不便(8%)などが多く挙げられた。

といった結果が出たということです。このほか、図書館の利用頻度、利用目的、図書館をどのようなものとして見なしているか、図書館への満足度などが調査されています。

New national poll shows library card registration reaches historic high
Three-quarters of library card holders visited their local libraries in past year
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/September2008/ORSharris.cfm

Harris Interactive | The Harris Poll – Two-Thirds of Americans Have a Library Card
http://www.harrisinteractive.com/harris_poll/index.asp?PID=949

※訂正(10/10)
当初、本調査を「ALA委託調査」と記載していましたが、「Harris Interactive社の独自調査」の誤りでした。上記の上の方のリンクは、Harris Interactive社の調査結果を受けて、ALAが、過去にALAが実施した調査と比較して論評しているものです。お詫びして訂正いたします。