デジタル時代の著作権制限規定のあり方について検討すべく、米国議会図書館(LC)に設置されていた108条研究グループにおいて、2008年3月31日に提出した報告書に至るまでの間、どのような議論がなされてきたか、その裏側を紹介するインタビュー記事が、Library Journal誌に掲載されています。研究グループで議論になったものの、一致した結論を出せず報告書に盛り込めなかったものとして、以下のものが挙げられています。
・ILLへのデジタル技術の利用
・Internet Archiveなど、ヴァーチャルに活動している図書館・美術館での扱い
また図書館、出版社、権利者の間での意見の相違も随所にあった模様です。
Columbia’s Neal on Section 108 Study Group: Content Providers Digging In – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6574290.html
参考:
E778 – LCの108条研究グループ,著作権制限規定の検討報告書を公表
http://current.ndl.go.jp/e778