日本学術会議が2007年6月28日付けで、対外報告「学協会の機能強化のために」を公表しました。
この中で日本の学協会(学術研究団体)の機能強化のために、行うべき方策の一つとして学術誌(学会誌)を取り上げ、
・編集・出版時の査読機能強化や時間短縮
・デジタル化による論文へのアクセス性向上
・国際競争力強化のための共同出版や統合
といった取り組みを提言しています。
また日本の学協会誌が、講読部数や論文被引用数などで、欧米の学協会誌や商業誌と対等に渡り合うことができず、多くの研究者が海外に論文を投稿しているとして、国内刊行学術誌への評価向上や、日本発の研究評価や価値の国際発信の必要性を指摘しています。
学協会の機能強化のために
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t39-g.pdf