TOKYOPOP、図書館の選書に資するようマンガの年齢別レーティングシステム改善へ(北米)

北米における日本マンガの出版社大手であるTOKYOPOPが、マンガの対象年齢をより詳細に記述するレイティングシステムを公表し、今秋から導入すると発表しています。レーティングは、A(ALL Ages 6才以上)、Y(Youth 10才以上)、T(Teens 13才以上)、OT(Older Teens 16才以上)、M(Mature 18才以上)の5段階に分かれており、さらに詳細な指標が合計43、示されています。

このレイティングシステムの開発にあたっては、TOKYOPOPは図書館員であるMichele Gorman氏を雇い、公共図書館員、学校図書館員の蔵書構築に役に立つものを作成したとのことです。

YALSAのブログやALA冬季大会では好意的に迎えられたようです。

TOKYOPOP Presents: Ratings Revealed
http://www.tokyopop.com/618.html

TOKYOPOP Rating System
http://www.tokyopop.com/news/rating_flyer.pdf

YALSA blog
http://blogs.ala.org/yalsa.php?title=new_rating_system_by_tokyopop

A Librarian’s Take on Comic Con Robin Lensing
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6419837.html

なお、TOKYOPOPの日本本社は、経済産業省主催「第1回日本ブランド創造貢献企業経済産業大臣表彰」を受賞しています。

日本ブランド創造貢献企業・対日投資貢献企業 経済産業大臣表彰について
http://www.meti.go.jp/press/20050825001/20050825001.html