2022年10月10日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「武鑑全集」の「大名家経時データ」を公開したことを発表しました。
発表によると、CODHは経時的データの翻刻による江戸200年参勤交代データセットの構築を行っており、「大名家経時データ」は最初の段階の成果として公開されました。一つの大名家に注目し、『武鑑』全体にわたって一つの項目を翻刻し、江戸時代の時系列的な変化を明らかにすることを目指すと述べられています。10月17日時点では、3つの大名家についてのデータが公開されています。
また、この作業の成果を基に『武鑑』の目次の試作も行っており、共時的な翻刻と経時的な翻刻とを組み合わせることで、最終的な目標である「武鑑全体を対象とした構造化データの作成」に取組むとしています。
経時的差分翻刻による江戸200年参勤交代データセットの構築(CODH, 2022/10/10)
http://codh.rois.ac.jp/bukan/about/#20221010
武鑑全集 大名家経時データ 一覧(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/bukan/daimyo/
参考:
人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「武鑑全集」の「献上品/拝領品/時献上 一覧」を公開
Posted 2021年10月27日
https://current.ndl.go.jp/node/45064
人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「武鑑全集」の「差読プラットフォーム」と画像比較ツール「vdiff.js」を公開
Posted 2021年6月28日
https://current.ndl.go.jp/node/44301
人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「武鑑全集」に「紋・道具」を追加
Posted 2018年5月1日
https://current.ndl.go.jp/node/35929