2022年10月2日付の米・ワシントンポスト(オンライン版)の記事で、米・ワシントンD.C.公共図書館が、ホワイトハウス近隣のラファイエット・スクエアのフェンスに付けられた“Black Lives Matter”運動関連の掲示物をデジタル化し9月30日に公開したことが報じられています。
公開されたコレクション“Black Lives Matter Memorial Fence Artifact Collection”には、2020年6月から2021年1月の間にフェンスに取り付けられた、ポスター、衣服、写真等1,330点のデジタル化画像が含まれています。コレクションのページによると、ワシントンD.C.公共図書館、米・イーノック・プラット自由図書館、米国議会図書館(LC)、米・ハワード大学の連携により構築されました。
A White House fence’s Black Lives Matter art has been saved for history(The Washington Post, 2022/10/2)
https://www.washingtonpost.com/dc-md-va/2022/10/02/black-lives-matter-fence-art-online/
Black Lives Matter Memorial Fence Artifact Collection(Dig DC)
https://digdc.dclibrary.org/islandora/object/dcplislandora%3A337948
参考:
米・アイオワ大学、“Black Lives Matter”に関する大学構内のスプレーペイントの写真を保存
Posted 2020年7月15日
https://current.ndl.go.jp/node/41505
米・オレゴン大学、同大学ナイト図書館内に備え付けられた4点の壁面アートについて人種差別的な内容を含むため遮蔽することを決定
Posted 2020年8月25日
https://current.ndl.go.jp/node/41821
CA2007 – 動向レビュー:図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ― / 吉家あかね
カレントアウェアネス No.349 2021年09月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2007