米国図書館協会(ALA)は2022年9月27日付で、図書館への脅迫に関して懸念を表明する書簡(letter of concern)を連邦捜査局(FBI)に送付しました。同協会の理事会(Executive Board)からFBI長官に宛てられたものです。
書簡では、過去2週間で、爆弾や銃撃といった脅迫によりハワイ州公共図書館等5つの公共図書館が一時閉鎖を余儀なくされ、また過去1年間では学校図書館や公共図書館の図書館員に対して行事計画の暴力的な阻止、口頭やソーシャルメディア上での脅迫などが増加していたと述べています。そして脅迫行為等が米国の図書館で深刻化し拡大していくことを鑑みて図書館員と利用者の安全を重大に懸念していると表明し、FBIに対して事件の関連について調査の開始を求めています。
Letter of Concern to FBI Regarding Threats of Violence in Libraries(ALA)
https://www.ala.org/advocacy/letter-concern-fbi-regarding-threats-violence-libraries
@ALALibrary(Twitter, 2022/9/28)
https://twitter.com/ALALibrary/status/1575138011272155137
参考:
米・ハワイ州全域の公共図書館、「何らかの脅迫」(unspecified threat)のため2022年9月26日が臨時休館に
Posted 2022年9月28日
https://current.ndl.go.jp/node/46896