2022年7月7日付の記事で、Library Journal誌が、米国の学術図書館におけるオープンアクセス(OA)資料やオープン教育資源(OER)に関する調査結果を発表しています。
米国の学術機関に所属する図書館員から寄せられた186件の回答についてまとめられています。記事の中では、回答者の78%がOA・OERコレクションのキュレーションに関わっていること、多くの機関やその図書館員は、学生や教職員によるOA・OERコレクションへのアクセスの支援をより重視していること等が述べられています。
その他、検索インターフェースやその使用頻度に満足していない回答者や、OAコレクションが包括的でないと考える回答者が多かったこと、OERやキャンパスでの学習に関する取組における大学図書館の関与が減ったという回答があったこと等が挙げられています。
The Open Road Under Construction: LJ’s Open Access and Open Educational Resources at Academic Libraries Survey Report(Library Journal, 2022/7/7)
https://www.libraryjournal.com/story/Impacts/Open-Road-Under-Construction-LJs-OA-OER-Academic-Libraries-Survey-Report
参考:
SPARC Europe、欧州の高等教育機関の図書館におけるオープンエデュケーションに関する調査報告書の2021年版を公開
Posted 2021年12月2日
https://current.ndl.go.jp/node/45272
E2309 – 欧州の大学図書館等のオープンエデュケーションへの関与状況
カレントアウェアネス-E No.399 2020.10.01
https://current.ndl.go.jp/e2309