国立国会図書館(NDL)は、ウェブサイト内の「電子情報の長期利用保証に関する調査研究」のページに、2022年6月付けで「デジタル資料の長期保存に関する国内機関実態調査」と「光ディスクの状態検査の手法に係る調査」の報告書を掲載しました。
「デジタル資料の長期保存に関する国内機関実態調査」では、2021年11月2日から12月10日までの図書館・博物館・美術館・公文書館等を対象としたアンケート調査(回答数2,921機関)、2022年1月12日から2月16日にかけての12機関へのインタビュー調査が実施されました。報告書には、デジタル資料の収集・保存・提供の状況や課題等がまとめられています。
「光ディスクの状態検査の手法に係る調査」は、NDLが所蔵する87万点を超える光ディスクの保存対策の本格実施を目指して実施されました。報告書では、媒体種別の判別や状態検査の手法についての技術的な調査の結果や、状態検査手法に関する今後の課題等がまとめられています。
電子情報の長期利用保証に関する調査研究(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/preservation/dlib/research.html
※「調査報告書(令和3年度)」の欄に「(1)デジタル資料の長期保存に関する国内機関実態調査」と「(2)光ディスクの状態検査の手法に係る調査」が掲載されています。
デジタル資料の長期保存に関する国内機関実態調査報告書(令和4年6月)
https://doi.org/10.11501/12300247
光ディスクの状態検査の手法に係る基礎的調査報告書(令和4年6月)
https://doi.org/10.11501/12300246
参考:
国立国会図書館、デジタル資料の長期保存に関するアンケート調査を実施中
Posted 2021年11月10日
https://current.ndl.go.jp/node/45143
国立国会図書館(NDL)、「電子情報の長期保存におけるエミュレーション技術の利用に関する調査報告書」を公開
Posted 2021年7月21日
https://current.ndl.go.jp/node/44468
E2401 – NDL,デジタル資料長期保存基本計画 2021-2025を策定
カレントアウェアネス-E No.416 2021.07.08
https://current.ndl.go.jp/e2401