2022年6月2日付で、米・フィラデルフィア地域の公共メディアWHYYのウェブサイトに、若者による銃撃を防止するために、フィラデルフィアの図書館やコミュニティーセンターの職員が図書館の開館時間の延長や職員の増員を要求しているという記事が掲載されました。
記事では、コロナ禍により職員不足が悪化し、充分に図書館が開館できていなかったところ、若者による銃撃事件が多発している現状を受けて 、図書館関係者が、図書館の開館時間の延長と、すべての施設に児童・ヤングアダルト・一般各担当の司書及びデジタルリソースの専門家を配置するための予算の増額を求めたとしています。
また、図書館は、銃による事件に対して安全な場を地域コミュニティーに提供するのに不可欠であるとする意見や、コミュニティーに属しているという感覚が犯罪を抑止するのではないかという専門家の見解を紹介しています。
Library workers call for longer hours, more staff to prevent summer gun violence surge(2022/6/2, WHYY)
https://whyy.org/articles/philly-library-workers-city-hall-press-conference-summer-gun-violence-surge/
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”289号を刊行:図書館でのアクティブ・シューター対応がテーマ
Posted 2016年12月12日
https://current.ndl.go.jp/node/33084
図書館のアクティブ・シューター対応指針(米国):2016年米国図書館協会年次大会のセッション
Posted 2016年7月7日
https://current.ndl.go.jp/node/32028