ドイツ国立図書館(DNB)、新たな主題目録作業自動化システムの運用を開始:フィンランド国立図書館のAnnifを活用

2022年5月23日、欧州国立図書館員会議(CENL)のウェブサイトに、ドイツ国立図書館(DNB)が、新たな主題目録作業自動化システム“Erschließungsmaschine”(Cataloguing machine)の運用を開始したことに関するお知らせが掲載されました。

ドイツ語の電子書籍、電子ジャーナルの記事、紙の大学出版物に対し、デューイ十進分類法(DDC)を基にしたDDC主題カテゴリ(DDC Subject Categories)やDDC短縮記号(DDC Short Numbers)、典拠レコードGNDの記述の付与が行われるとあります。発表によると、フィンランド国立図書館が開発したオープンソースソフトウェアAnnifを活用しています。

German National Library launched its „Cataloguing machine“(CENL, 2022/5/23)
https://www.cenl.org/german-national-library-launched-its-cataloguing-machine/

関連:
Erschließungsmaschine gestartet(DNB, 2022/5/4)
https://blog.dnb.de/erschliessungsmaschine-gestartet/

DDC AT THE GERMAN NATIONAL LIBRARY(DNB)
https://www.dnb.de/EN/Professionell/DDC-Deutsch/DDCinDNB/ddcindnb_node.html

参考:
E2213 – オランダ王立図書館による件名の自動出力に関する検証
カレントアウェアネス-E No.382 2019.12.19
https://current.ndl.go.jp/e2213

CA1894 – ドイツ国立図書館(DNB)におけるオンライン資料を対象にした自動分類 / 鴇田拓哉
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1894