2020年6月1日、フィンランド国立図書館は、自動で主題索引を付与するサービス“Finto AI”が公開されたことを発表しました。
発表によると、 “Finto AI”は、フィンランド国立図書館で開発が進められてきた、自然言語処理や機械学習を用いて件名や分類の付与を行うツール“Annif”をベースに構築されました。“Finto AI”のウェブサイトによれば、対応言語はフィンランド語、スウェーデン語、英語であり、入力されたテキストに対し、最大20件の主題索引の案を提示します。また、オープンAPIを提供しているため、既存システムで“Finto AI”の機能を利活用することが可能です。
FINTO AI, AUTOMATED SUBJECT INDEXING SERVICE BASED ON ANNIF(National Library of Finland, 2020/6/1)
https://www.kansalliskirjasto.fi/en/news/finto-ai-automated-subject-indexing-service-based-on-annif
Finto AI
https://ai.finto.fi/
関連:
Annif
https://annif.org/
参考:
E2213 – オランダ王立図書館による件名の自動出力に関する検証
カレントアウェアネス-E No.382 2019.12.19
https://current.ndl.go.jp/e2213
CA1894 – ドイツ国立図書館(DNB)におけるオンライン資料を対象にした自動分類 / 鴇田拓哉
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1894