Code4Lib Journal、出版後の著者名表記の変更に関する方針を策定

2022年5月9日付で、Code4Lib Journal編集委員会が、出版後の著者名表記の変更に関する新たな方針を採用しました。

包摂性・多様性・公平性の向上に関する研究コミュニティのニーズへの対応の一環であり、変更理由は結婚、離婚、ジェンダー、改宗に限定しないこと、変更通知の公開は行わず、証明書類は必要としないことが述べられています。

また、著者名の変更について(1)編集委員会が共著者に代理で通知する、(2)著者自身が共著者に通知する、(3)共著者に通知しない、という3つのオプションから選択できるとあります。

同日公開されたIssue 43で同方針に関する記事が掲載されており、出版倫理委員会(COPE)が示す基本原則等に準拠するよう努めるとあります。

Code4Lib Journal Post-Publication Name Change Policy(Code4Lib Journal)
https://journal.code4lib.org/code4lib-journal-post-publication-name-change-policy
※“Adopted: May 9, 2022”と記載があります。

Editorial — New name change policy(Code4Lib Journal, 2022/5/9)
https://journal.code4lib.org/articles/16465

参考:
E2405 – 学術論文における著者名表記の変更:主に性自認をめぐって
カレントアウェアネス-E No.416 2021.07.08
https://current.ndl.go.jp/e2405