2022年11月23日、Frontiers社が、公開済みの出版物の著者名や当該著者を示す代名詞の遡及的変更を可能とする新たな方針を発表しました。
発表によると、出版における公平性・多様性・包摂性を向上させるという同社の取組の一環として作成された方針であり、婚姻、ジェンダーアイデンティティ、宗教を含むあらゆる理由での名前変更を対象としているとあります。著者はウェブサイト上のフォームから変更の申し込みを行い、変更したことを公開するかを選ぶことができるとしています。
New policy enables retrospective name changes for authors（Frontiers, 2022/11/23）
https://blog.frontiersin.org/2022/11/23/new-policy-enables-retrospective-name-changes-for-authors/
参考：
米国物理学協会の出版部門（AIP Publishing）、著者名変更に関する新たなポリシーを発表 2021-10-15
https://current.ndl.go.jp/car/44996
E2405 – 学術論文における著者名表記の変更：主に性自認をめぐって
カレントアウェアネス-E No.416 2021.07.08
https://current.ndl.go.jp/e2405
