日本学術会議、報告「経営学分野における研究評価の現状と課題」を公開

2022年3月22日、日本学術会議が、報告「経営学分野における研究評価の現状と課題」を公開しました。

同報告は、日本学術会議経営学委員会経営学分野における研究業績の評価方法を検討する分科会の審議結果を取りまとめたものです。要旨では、採用・昇進の際の研究評価に焦点を絞り、特に若手研究者の育成という観点から、外形的評価に含まれる危険性とそれらを日本で深刻な問題として顕在化させないための方策について報告すると述べられています。

まとめの箇所では、中長期的な展望を視野に入れた研究評価や体系的研究促進の必要性、研究領域・方法の多様性、研究機関協力の重要性について言及されています。

提言・報告等【報告】(日本学術会議)
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-16.html
※2022年3月22日付で「経営学分野における研究評価の現状と課題」が掲載されています。

経営学分野における研究評価の現状と課題[PDF:775KB]
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-h220322.pdf

参考:
E2476 – 日本学術会議の研究評価に関する提言について
カレントアウェアネス-E No.431 2022.03.03
https://current.ndl.go.jp/e2476

E1373 – 若手研究者を育成・支援する研究評価システムへの転換
カレントアウェアネス-E No.228 2012.12.13
https://current.ndl.go.jp/e1373

CA2005 – DORAから「責任ある研究評価」へ:研究評価指標の新たな展開 / 林 隆之, 佐々木 結
カレントアウェアネス No.349 2021年09月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2005