2022年3月18日付で、国立国会図書館サーチが、「メタデータ流通ガイドライン」のドラフト版を公開しています。
同ガイドラインは、コンテンツの発見可能性を高めるための持続可能性あるメタデータ流通の実現を最終目標としており、デジタルアーカイブ、蔵書目録等のデータベースのメタデータ設計関係者による、適切なメタデータの作成・流通経路の選択を支援することを目的に公開されました。
国立情報学研究所(NII)・科学技術振興機構(JST)・国立国会図書館(NDL)連絡会議の「メタデータの相互運用性に関する検討ワーキンググループ」において、NDL、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、これからの学術情報システム構築検討委員会、NIIが共同で作成しました。ドラフト版では、デジタルアーカイブ・図書資料を中心に、「DC-NDL(RDF)フォーマット仕様(バージョン2.0)」と「JPCOARスキーマ(バージョン1.0.2)」を対象として検討を行ったとあります。
今後について、ガイドラインへのフィードバックを踏まえてメタデータスキーマ改訂、システム対応、ガイドライン改訂等を行うと述べています。また、資料種別の追加、デジタルアーカイブ以外のデータベースを対象とした記述の拡充を行うとしています。
メタデータ流通ガイドライン:はじめに(国立国会図書館サーチ, 2022/3/18)
https://iss.ndl.go.jp/information/guideline/
参考:
国立国会図書館、「国立国会図書館サーチ連携拡張に係る実施計画2021-2025」を公開
Posted 2021年6月2日
https://current.ndl.go.jp/node/44119
国立国会図書館、「国立国会図書館サーチの外部提供APIの利用に関する調査報告」を公開
Posted 2017年4月21日
https://current.ndl.go.jp/node/33875
E1087 – 統合検索サービス「国立国会図書館サーチ」開発版が公開
カレントアウェアネス-E No.177 2010.08.19
https://current.ndl.go.jp/e1087
「国立国会図書館サーチ」が正式サービス化、新しいNDL-OPACも公開
Posted 2012年1月6日
https://current.ndl.go.jp/node/19879
E1759 – NDL,技術文書「OAI-PMHの要点」を公開
カレントアウェアネス-E No.296 2016.01.21
https://current.ndl.go.jp/e1759
CA1762 – 国立国会図書館サーチとディスカバリインタフェース / 原田隆史
カレントアウェアネス No.311 2012年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1762