2022年3月22日、カナダ・エドモントン公共図書館(EPL)は、エドモントンの作家Todd Babiak氏が執筆した小説“Daughters of Walsingham”を、利用者に無料で貸し出すと発表しました。
“Daughters of Walsingham”は、Babiak氏が非代替性トークン(NFT)として1部のみ販売したもので、地元のビジネスマンであるChris Labossiere氏が購入し、EPLに寄贈しました。
発表では、EPLは図書館カードでNFTの無料貸出を行う最初の図書館であると述べています。EPLのTina Thomas氏のコメントも掲載されており、広まりつつあるNFTについて図書館のコミュニティが学びを深める機会となること等、今回の取組の利点を述べています。
World’s first book published as a Non-Fungible Token (NFT) Available to Borrow Exclusively at the Edmonton Public Library(EPL, 2022/3/22)
https://www.epl.ca/news/worlds-first-book-published-as-a-non-fungible-token-nft-available-to-borrow-exclusively-at-the-edmonton-public-library/
参考:
E2012 – 学術コミュニケーションにおけるブロックチェーンの可能性
カレントアウェアネス-E No.344 2018.03.22
https://current.ndl.go.jp/e2012