文化庁の「著作権各種報告(懇談会・検討会議・調査研究)」のページに、「改正著作権法の施行状況に関する調査研究」報告書(令和4年2月付け)が掲載されています。
本報告書は、2020年6月に成立した改正著作権法(著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律)の施行状況に関するものです。
同法附則第6条では、著作権侵害コンテンツのダウンロード違法化に係る同法の規定(第30条第1項第4号、第119条第3項第2号)に関し、法律の施行後一年を目途として、規定の施行状況を勘案し、規定について検討を加えた上で必要な措置を講じるよう求めています。本報告書の「第1章 背景・目的」によれば、本報告書は、必要な措置を講じる前提としての調査・検討を行うものと位置付けられています。
調査は三菱UFJリサーチ&コンサルティングが受託事業者として実施したものであり、調査項目は以下の3点で構成されています。
1. 一般消費者における改正著作権法の認知状況・評価・行動変容(アンケート調査)
2. 客観的な指標等に基づく侵害コンテンツのダウンロード違法化の影響(統計調査)
3. 関係事業者等が講じた各種関連措置とその評価(文献・ヒアリング調査)
著作権各種報告(懇談会・検討会議・調査研究)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/
※「調査研究等」の項目に本報告書が掲載されています。
「改正著作権法の施行状況に関する調査研究」報告書【概要】(令和4年2月)[PDF:1.6MB]
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/pdf/93682101_02.pdf
「改正著作権法の施行状況に関する調査研究」報告書(令和4年2月)[PDF:10MB]
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/pdf/93682101_01.pdf
参考:
改正著作権法が成立:インターネット上の海賊版対策を強化
Posted 2020年6月5日
https://current.ndl.go.jp/node/41150