2021年12月20日、デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)が、2021年にOPFが行った事業を振り返るレポート“End of Year Highlights 2021”を発表しました。
実施した事業として、長期保存の観点からスプレッドシートの重要特性を調査した報告書“The Significant Properties of Spreadsheets”の公開、PDF/A用のファイル検証ツールveraPDFのバージョン1.18リリース、OPFのコマンドラインツール向けGUI“Carrus”のプロトタイプ開発(2022年公開予定)、ウェビナー開催等が挙げられています。
また、外部との協力プロジェクトの成果として、デジタル保存におけるベストプラクティスの共有を目指すプロジェクト“Preservation Action Registry(PAR)”におけるAPI及びデータモデルのバージョン1.0リリース等に言及しています。
OPF End of Year Highlights Report 2021 published(OPF, 2021/12/20)
https://openpreservation.org/news/opf-end-of-year-highlights-report-2021-published/
End of Year Highlights 2021 [PDF:13ページ]
https://openpreservation.org/wp-content/uploads/public/resources/annual-reports/2021/OPF_EndofYearHighlights_2021_1.0.pdf
参考:
Open Preservation Foundation(OPF)、2020年の事業を振り返るレポート“End of Year Highlights 2020”を発表
Posted 2020年12月22日
https://current.ndl.go.jp/node/42829
Open Preservation Foundation(OPF)、長期保存の観点からスプレッドシートの重要特性を調査した報告書“The Significant Properties of Spreadsheets”を公開
Posted 2021年10月5日
https://current.ndl.go.jp/node/44926
E2063 – Open Preservation Foundationの概要と活動
カレントアウェアネス-E No.355 2018.10.04
https://current.ndl.go.jp/e2063