全米反検閲連盟、米国の学校図書館における検閲に反対する共同声明を発表

2021年12月付けで、全米反検閲連盟(National Coalition Against Censorship:NCAC)の主導により、米国の学校図書館における検閲に反対する共同声明が発表されました。

声明の中では、検閲の急激な増加とそれが教育、生徒の権利、表現の自由にもたらす影響に対する懸念が表明されています。また、図書館は生徒に思わぬ本との出会いや読む本を選択する自由を提供すること、本は生徒の視野を広げること、変化する世界における困難に対応するために表現の自由が不可欠であること等を述べています。

2021年12月9日現在、米国図書館協会(ALA)等の図書館関係団体や出版社・書店をはじめとした組織や個人700以上が署名しています。

NCAC LEADS COALITION STATEMENT ON THE ATTACK ON BOOKS IN SCHOOLS(NCAC)
https://ncac.org/news/attack-on-books

参考:
米国図書館協会(ALA)、米国の学校や図書館における書籍の検閲の実施に反対する声明を発表
Posted 2021年12月2日
https://current.ndl.go.jp/node/45270

米国図書館協会を含む米国の80を超す団体が、メディアを悪者扱いし、その役割を損なわせる政権の行為を非難する声明を発表
Posted 2017年3月6日
https://current.ndl.go.jp/node/33599