2021年8月3日、韓国・ソウル特別市は、『開かれた図書館政策叢書』を刊行し、同市およびソウル図書館のウェブサイトで公開すると発表しました。より多様な市民が図書館サービスを享受できるよう市民サービスの改善と地域の図書館を支援することを目的としたものです。
同叢書は『ソウル市公共図書館サービス環境』『小さな図書館政策の現状』『公共図書館感情労働保護制度の現状』『公共図書館非対面プログラムの手引き』の4冊で構成されており、同館の研究調査機能の強化や現場への実質的な支援を提供するため、ソウル図書館の司書が関係者と面談し、関連資料を調査して執筆したものです。
叢書の内容と関連し、公共図書館の利用が相対的に少ない10代と30代前半の市民が図書館サービスを立体的に理解できるよう、インフォグラフィック「図書館 IN ソウル」も公開するとしています。
2021年の下半期にも『より豊かな地域サービスのための図書館協力ガイド』『市民の生活の中で新たな価値を提供する図書館支援活動プログラム』『図書館を革新するための組織開発、今日から1日』を刊行する予定です。
서울시, 시민서비스 향상과 지역도서관 지원을 위해 `열린 도서관정책` 총서 발간(ソウル市、市民サービスの改善と地域図書館支援のため「開かれた図書館政策」叢書を発刊)(ソウル特別市,2021/8/3)
https://news.seoul.go.kr/culture/archives/513239
서울시, 시민서비스 향상과 지역도서관 지원을 위해 열린 도서관정책 총서 발간(ソウル市、市民サービスの改善と地域図書館支援のため開かれた図書館政策叢書を発刊)(ソウル図書館,2021/8/4)
https://lib.seoul.go.kr/bbs/content/37_51966
参考:
韓国・ソウル図書館、社会問題の解決のための活動を支援する図書館の新たな役割・サービスを検討するイシューペーパー“Voice Of Citizen”を発刊
Posted 2021年7月29日
https://current.ndl.go.jp/node/44511
E2340 – 感情労働者たる図書館職員を保護するための指針(韓国)
カレントアウェアネス-E No.405 2020.12.24
https://current.ndl.go.jp/e2340
E1937 – 図書館員に研究マインドを:実務と理論双方の発展のために
カレントアウェアネス-E No.329 2017.07.27
https://current.ndl.go.jp/e1937