2021年7月1日、データ作成者とデータ利用者を「感謝のネットワーク」でつなぐ“Mahalo Button”の公開が発表されました。
“Mahalo”はハワイ語で「感謝」を意味し、賞賛、尊重、敬意等の広いニュアンスを持つ言葉です。データ引用の仕組みを通してデータ作成者の貢献を正当に評価するという、オープンサイエンスにおける一つの課題の解決策として、データ統合・解析システム(Data Integration and Analysis System:DIAS)プロジェクトの支援を受けて開発されました。
データ作成者が“Mahalo Button”を作成しウェブページのHTMLにスニペットを貼り付け、データ利用者は“Mahalo Button”をクリックし、データセットに基づく成果に関するDOIと「感謝メッセージ」を登録し、潜在的データ利用者はデータセットに基づく成果の一覧を見ることができると述べられています。
Mahalo Buttonとは? – 「感謝のネットワーク」でデータ作成者とデータ利用者をつなぐ
https://dias.ex.nii.ac.jp/mahalo/
※ニュース欄に2021年7月1日付で「Mahalo Buttonを公開しました。」とあります。
ニュース
https://dias.ex.nii.ac.jp/news/
※2021年7月1日付で「Mahalo Buttonを公開」とあります。
About the Mahalo Button(mahalo)
https://mahalo.ex.nii.ac.jp/
関連:
ニュース(人文学オープンデータ共同利用センター)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2021年7月1日付で、「Mahalo Buttonの公開に合わせて、CODHサイトにもMahalo Buttonを導入しました」とあります。
参考:
CA1980 – データ引用を研究活動の新たな常識に:研究データ利活用協議会(RDUF)リサーチデータサイテーション小委員会の活動 / 能勢正仁,池内有為
カレントアウェアネス No.345 2020年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1980
E2234 – 「データ引用原則の共同宣言」:データ引用を学術界の慣習に
カレントアウェアネス-E No.386 2020.02.27
https://current.ndl.go.jp/e2234
E2088 – 研究データの利用評価指標の実務指針
カレントアウェアネス-E No.360 2018.12.20
https://current.ndl.go.jp/e2088
CA1818 – 研究データ共有時代における図書館の新たな役割:研究データマネジメントとデータキュレーション / 池内有為
カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1818