新型コロナウイルス感染拡大防止のため閲覧サービスを休止していた米国議会図書館(LC)が、2021年6月1日から、閲覧サービスを14か月以上ぶりに再開しています。
6月1日からは、法律図書館(Law Library)、地理 ・地図(Geography and Map)閲覧室、手稿(Manuscript)閲覧室、逐次刊行物・政府刊行物(Serial and Government Publications)閲覧室が再開され、6月14日からは、舞台芸術(Performing Arts)閲覧室、録音資料(Recorded Sound)閲覧室、版画・写真 (Prints and Photographs)閲覧室、動画(Moving Image)閲覧室が再開しています。
利用にあたっては、事前にレファレンスインタビューを受けて、24時間前までに電話かオンラインレファレンスサービス“Ask a Librarian”を通じて予約する必要があります。
9時30分から12時30分、1時から4時に開室しており、ソーシャルディスタンシングを保つため限られた人数しか利用できません。館内にはプレキシガラスの保護シールドが設置されており、利用者は、ワクチン接種の有無にかかわらず、LCの定める健康と安全のための規則や、ワシントンD.C.および米国疾病予防管理センター(CDC)の旅行ガイダンスに従う必要があります。
今回の再開は、新型コロナウイルスの感染拡大が収束するのにあわせて館内サービスを再開するための第一歩として位置付けられています。
@librarycongress(Twitter,2021/6/1)
https://twitter.com/librarycongress/status/1399712665459638274
Reading Rooms Reopen!(LC Blog,2021/6/14)
https://blogs.loc.gov/loc/2021/06/reading-rooms-reopen/
For Researchers(LC)
https://www.loc.gov/about/pandemic-information/for-researchers/
参考:
米国議会図書館(LC)、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため休館
Posted 2020年3月13日
https://current.ndl.go.jp/node/40480
米国議会図書館のデジタルレファレンスサービス”Ask a Librarian”、サービス開始から10年
Posted 2012年6月29日
https://current.ndl.go.jp/node/21250