米・ノースカロライナ大学(UNC)チャペルヒル校図書館は、2021年6月8日付けの記事で、ツールキット“Charting New Courses in Community-Driven Archives”を、無料のウェブページとして新たに公開したことを紹介しています。
“Charting New Courses in Community-Driven Archives”は、自らの歴史を保存しようと取り組んでいるコミュニティや、そのような取組を支援する図書館・アーカイブに向けたツールキットであり、コミュニティのアーカイブ構築を支援するものと位置付けられています。
同校ウィルソン図書館の「南部歴史コレクション」(Southern Historical Collection)では、アンドリュー W.メロン財団から87万7,000ドルの助成を、“Kenan Charitable Trust”から5万ドルの寄付を得て、コミュニティのアーカイブ構築に関する4年間のプロジェクトに取り組んできました。今回公開されたツールキットには、同プロジェクトで作成されたガイドや説明動画等のリソースが「アーカイブの概念」「アーカイブのスキル」「ストーリーテリング」「アーカイブの維持」といったテーマ別にまとめられています。
New toolkit from University Libraries helps communities tell their stories(UNC Chapel Hill Libraries)
https://library.unc.edu/2021/06/charting-new-courses-in-community-driven-archives/
Charting New Courses in Community-Driven Archives(UNC Chapel Hill Libraries)
https://blogs.lib.unc.edu/community-driven-archives/
参考:
米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校ウィルソン図書館、地域の歴史を記録し保存する取組を支援するコミュニティー主導型のアーカイブ事業を開始
Posted 2018年4月11日
https://current.ndl.go.jp/node/35830
CA1890 – 動向レビュー:英米のオーラルヒストリー・アーカイブから何を学ぶか / 梅崎 修
カレントアウェアネス No.330 2016年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1890
E1835 – 持続的な地域資料保全活動を行うために必要なことは(米国)
カレントアウェアネス-E No.310 2016.09.01
http://current.ndl.go.jp/e1835