京都府立京都学・歴彩館、「山本読書室資料」の公開開始を発表:一部資料が閲覧可能に

2021年3月26日、京都府立京都学・歴彩館は、同館が寄託を受けている「山本読書室資料」の一部の公開を開始し、閲覧できるようになったと発表しました。

「山本読書室資料」は京都の本草漢学塾「山本読書塾」旧跡に伝来した資料であり、今回は、松田清氏(京都大学名誉教授)が編集した『山本読書室資料仮目録 統合電子版』の「I 書籍・古文書類」のうち、目録番号1から4,000にあたる資料が閲覧可能となりました。

今後順次利用できる範囲を拡大し、2021年度中に全資料の閲覧を可能にする予定と述べられています。

なお、同資料の閲覧を希望する場合は、事前の調整が必要なため、同館古文書担当へ連絡することとされています。

山本読書室資料の(一部)公開をはじめました(京の記憶アーカイブ, 2021/3/26)
http://www.archives.kyoto.jp/?p=7740

参考:
京都の本草漢学塾旧跡に伝来した資料の目録「山本読書室資料仮目録 統合電子版」が公開
Posted 2014年3月19日
https://current.ndl.go.jp/node/25726

京都の漢学塾跡から平安~明治時代の新史料数万点見つかる
Posted 2014年2月3日
https://current.ndl.go.jp/node/25399

E1906 – 京都府立総合資料館が京都学・歴彩館として再出発
カレントアウェアネス-E No.324 2017.04.27
https://current.ndl.go.jp/e1906