2021年3月16日、国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)が、国際連合の人権高等弁務官事務所(Office of the High Commissioner for Human Rights:OHCHR)による、基本的人権の支援に関する質問票への回答を公開したと発表しました。
発表の中では、情報へのアクセスは、経済的・社会的・文化的な人権の実現に寄与するものであり、その可能性を最大化する方法に関する図書館分野における実践と洞察について、以下の内容等を回答したと述べられています。
・有意義な情報へのアクセスは、持続可能な開発目標(SDGs)のいくつかにも関係する等、開発における重要な分野であること。
・情報へのアクセスは、表現の自由、参政権、健康や教育に関する権利等、幅広い人権を支援し、実現すること。
・情報へのアクセスを促進するための方法として参考となる各国の図書館の取組事例。
Access to Information as a Dimension of Development: Supporting and Enabling Fundamental Human Rights(IFLA, 2021/3/16)
https://www.ifla.org/node/93764
The Contribution of Development to the Enjoyment of Human Rights [PDF:4ページ]
https://www.ifla.org/files/assets/hq/the_contribution_of_development_to_the_enjoyment_of_human_rights_-_international_federation_of_library_associations_and_institutions.pdf
参考:
国際図書館連盟(IFLA)、子どものプライバシーに関して国際連合の意見照会に回答を提出
Posted 2020年10月5日
https://current.ndl.go.jp/node/42174
国際図書館連盟(IFLA)、「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」に関する国際連合の意見照会に回答を提出:意識向上・情報アクセス保障など図書館の果たす役割等を表明
Posted 2020年9月8日
https://current.ndl.go.jp/node/41947