国際図書館連盟(IFLA)、子どものプライバシーに関して国際連合の意見照会に回答を提出

2020年10月1日、国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)が、プライバシー権に関する国際連合の人権高等弁務官事務所(Office of the High Commissioner for Human Rights:OHCHR)の意見照会に対して、回答を提出したことを発表しました。

同意見照会は、子どものプライバシー権に焦点を当てたものです。発表の中で、IFLAは、社会・教育・娯楽の側面における、子どものプライバシー、アイデンティティ、技能等に関して、以下の内容等を回答したと述べています。

・知的自由の観点からの子どものプライバシー
・子どものプライバシーとメディア・情報リテラシーの関わり
・子ども、ヤングアダルトのプライバシーに関する技能構築についての図書館の経験
・図書館における子どものプライバシー保護や利用者データ取扱い時についての参考事例やガイドライン

Libraries and Children’s Right to Privacy: IFLA Submits Comments to OHCHR Call for Inputs(IFLA, 2020/10/1)
https://www.ifla.org/node/93357?og=30

参考:
米国図書館協会の知的自由委員会、K-12の児童・生徒を対象とした図書館プライバシーガイドラインを承認
Posted 2016年5月6日
https://current.ndl.go.jp/node/31521

国際図書館連盟(IFLA)、「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」に関する国際連合の意見照会に回答を提出:意識向上・情報アクセス保障など図書館の果たす役割等を表明
Posted 2020年9月8日
https://current.ndl.go.jp/node/41947

E2303 – 図書館構築システム上の利用者データへのリスク評価ガイド
カレントアウェアネス-E No.398 2020.09.17
https://current.ndl.go.jp/e2303