Taylor & Francisグループ、新刊単行書のデータ共有ポリシーを策定:2021年4月から適用

2021年3月4日、Taylor & Francisグループは、オープンリサーチ支援の一環として、同グループのインプリントであるRoutledgeとCRC Pressの全ての新刊単行書に適用予定のデータ共有ポリシーを発表しました。同ポリシーは、2021年4月から適用されます。

Taylor & Francisグループが新たに発表した“Taylor & Francis Books Data Sharing Policy”は、2021年4月以降にRoutledgeとCRC Pressから刊行される全ての単行書の著者、及び章の執筆者に対して、被験者保護に関する措置を講じた上で、研究データを共有することを強く推奨する内容です。また、「データ可用性に関する言及(Data Availability Statement)」を記述し、データ引用を積極的に行うことも同時に推奨しています。

Taylor & Francisグループはお知らせの中で、同グループは全ての新刊単行書のコンテンツにデータ共有ポリシーを設定した初めての出版社であることを発表しています。

Taylor & Francis Group announces Books Data Sharing Policy(Taylor & Francis Group,2021/3/4)
https://newsroom.taylorandfrancisgroup.com/taylor-francis-group-announces-books-data-sharing-policy/

Books Data Sharing Policy(Taylor & Francis Group)
https://www.routledge.com/our-products/open-access-books/books-data-sharing-policy

参考:
Taylor & Francis社、 研究データポリシーを公開
Posted 2018年2月16日
http://current.ndl.go.jp/node/35500

Taylor & Francisグループ、「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名
Posted 2021年3月5日
https://current.ndl.go.jp/node/43455

CHORUS、加盟出版者の「データ可用性に関するポリシー」のインデックスを公開
Posted 2020年4月28日
https://current.ndl.go.jp/node/40858