米・Ithaka S+R、大学キャンパス内の図書館と博物館との連携促進に関する調査報告書を公開

2020年11月11日、米・Ithaka S+Rは、大学キャンパス内の図書館と博物館との連携促進に関する調査報告書“Structuring Collaborations:The Opportunities and Challenges of Building Relationships Between Academic Museums and Libraries”を公開しました。

Ithaka S+Rの同日付けブログ記事では、調査の経緯と報告書の内容を紹介しています。記事によれば、Ithaka S+R では30の大学で博物館長・図書館長等にインタビューを行い、その成果を報告書でまとめているほか、効果的な連携が見られた3大学(米国のアイオワ大学・アトランタ大学センター・プリンストン大学)のケーススタディーを掲載しています。また、調査により、図書館・博物館のスタッフ間だけでなくリーダー間でも強いつながりを築くことが、有機的な連携の発展に最も効果的であると判明したと述べています。

The Relationships That Drive Campus Collaborations:How Museums and Libraries Grapple With Institutional Barriers Towards Working Together(Ithaka S+R, 2020/11/11)
https://sr.ithaka.org/blog/the-relationships-that-drive-campus-collaborations/

Structuring Collaborations:The Opportunities and Challenges of Building Relationships Between Academic Museums and Libraries(Ithaka S+R, 2020/11/11)
https://sr.ithaka.org/publications/structuring-collaborations/

参考:
OCLC Research、MLAの相互理解や連携の拡大を目的に実施した調査の報告書を公開
Posted 2017年3月23日
https://current.ndl.go.jp/node/33699

CA1749 – 研究文献レビュー:MLA連携-アート・ドキュメンテーションからのアプローチ / 水谷長志
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1749