【イベント】ZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」(11/21・オンライン)

2020年11月21日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン形式で、ZOOMによる座談会「近代遺産の発掘と活用 寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」が開催されます。

同座談会は、大阪府吹田市の関西大学博物館を中核館とする、文化庁による地域と共働した博物館創造活動支援事業「関西圏大学ミュージアム連携活性化事業 ようこそ大学ミュージアムへ―つなぐ・つなげる・つながる―」の取り組みとして行われ、事業の実行委員会である「かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会」が主催します。

歴史的音源としての価値だけではなく、社会状況を反映する資料としての意味を持つSPレコードについて、それらを活かすデータベースとはいかなるものか、その意義について具体例を挙げ、討論、提言する機会として開催されます。開催の背景として、大阪芸術大学(大阪府南河内郡)と関西大学が大阪音楽大学(大阪府豊中市)に寄贈されたSPレコードを引き継ぎ、整理作業に取り組んだことが挙げられています。

参加には事前に電子メールで申し込みする必要がありますが、参加費は無料です。主なプログラムは次のとおりです。

〈パネリスト〉
◆柳知明氏(オーディオ史研究家/元大阪芸術大学博物館事務長・学芸員)
「SPレコードのデータベース作成の意義、整理作業への助言実例報告」
◆毛利眞人氏(音楽評論家)
「国内外SPレコード関連データベースの現況とプラットフォーム統一の必要性」
◆大久保真利子氏(九州大学総合研究博物館専門研究員)
「SPレコードを受け継ぎ活用するということ-所蔵館調査と九州大学総合研究博物館での取り組みをもとに-」

資料紹介
 :大梶晴彦氏(大阪音楽大学楽器資料館・学芸員)
 :小口斉子氏(大阪芸術大学博物館・学芸員)
 :篠塚義弘氏(関西大学博物館・学芸員)

ZOOMによる座談会「寄贈資料を引き継ぐ~SPレコード~」<11/21開催>(関西大学博物館,2020/10/10)
https://www.kansai-u.ac.jp/Museum/info/detail.php?i=355

関連:
関西圏大学ミュージアム連携活性化事業 ようこそ大学ミュージアムへ ―つなぐ・つなげる・つながる―(地域と共働した博物館創造活動支援事業)
https://chiikitokyodo.bunka.go.jp/jirei/52.html

参考:
国際日本文化研究センター、「浪曲SPレコード デジタルアーカイブ」を公開
Posted 2020年6月24日
https://current.ndl.go.jp/node/41303

米・カリフォルニア大学サンタバーバラ校図書館、SPレコード時代の録音に関するデータベース“Discography of American Historical Recordings”にLinked Dataを追加
Posted 2020年11月9日
https://current.ndl.go.jp/node/42460

文化庁、「地域と共働した博物館創造活動支援事業」専用ウェブページを開設
Posted 2020年10月12日
https://current.ndl.go.jp/node/42230