2020年11月2日、米国のカリフォルニア大学バーバラ校図書館が、SPレコード時代の録音に関するデータベース“Discography of American Historical Recordings(DAHR)”にLinked Dataを付与したことを発表しました。
DAHRは、米国のレコード会社が作成したマスターの録音31万4,000件以上が登録されたオンラインデータベースであり、3万件以上の録音を無料で聞くことができます。
発表の中では、貴重資料の収集・保存・提供を行う同館のコレクション“UCSB Library Special Research Collections”の編集チームが、録音資料の保存に関する取組を行う米国議会図書館(LC)の“National Recording Preservation Board”からの助成を受け、1年かけてLinked Dataの追加に取り組んだと述べられています。
バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)や、LCが提供するLinked Data等が追加されています。
Historical Recordings Database Gets a Reboot(UC SANTABARBARA Library)
https://www.library.ucsb.edu/news/historical-recordings-database-gets-reboot
DAHR
https://adp.library.ucsb.edu/index.php
参考:
米国議会図書館(LC)、800万件以上の名称典拠データをLinked Data形式で公開
Posted 2011年8月11日
https://current.ndl.go.jp/node/18869
CA1521 – バーチャル国際典拠ファイル―その試みと可能性― / 鈴木智之
カレントアウェアネス No.280 2004.06.20
https://current.ndl.go.jp/ca1521