米・ミシガン大学出版局、アジア研究関連の重要書籍100タイトルのコレクションをオープンアクセス(OA)により公開

2020年9月2日、米国のミシガン大学出版局(University of Michigan Press)は、アジア研究関連の重要書籍100タイトルのコレクション“Michigan Asian Studies Open Access Books Collection”をオープンアクセス(OA)により公開したことを発表しました。

同コレクションは、全米人文科学基金(NEH)とアンドリュー W.メロン財団が出資する絶版書籍の無料公開を進めるプロジェクト“Humanities Open Book Program”に基づいてOA化され、2020年8月にミシガン大学出版局の運営する次世代出版プラットフォームFulcrumで公開されました。同大学の日本研究センター、東南アジア研究センター、南アジア研究センター、及びリーバーサル・ローゲル中国研究センター(Kenneth G. Lieberthal and Richard H. Rogel Center for Chinese Studies)のアジア研究に関する学内4拠点と同大学のアジア図書館が、プロジェクトパートナーとして貢献しています。“Michigan Asian Studies Open Access Books Collection”として学内4拠点から提供された、東アジア・南アジア・東南アジアの多様な社会・文化・歴史に関する人文科学・社会科学・政治学分野の研究書を無料で利用することができます。

@universityofmichiganpress(Facebook,2020/9/2)
https://www.facebook.com/universityofmichiganpress/posts/10158418023403954

@fulcrumpub(Twitter,2020/9/2)
https://twitter.com/fulcrumpub/status/1300876875439452161

Advancing Asian Studies(University of Michigan Press)
https://www.publishing.umich.edu/features/asian-studies

参考:
全米人文科学基金(NEH)とアンドリューW.メロン財団、人文学分野の絶版本のデジタル化及びオープンアクセス化のための助成を発表
Posted 2015年12月24日
https://current.ndl.go.jp/node/30304

米・LYRASISと米・ミシガン大学出版局、米国学術団体評議会(ACLS)の人文系学術電子書籍サイト“ACLS HEB”収録コンテンツ提供のため提携
Posted 2019年9月24日
https://current.ndl.go.jp/node/39088