米・図書館情報資源振興財団(CLIR)と米・スタンフォード大学図書館、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームをリリース

2020年7月15日、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)とスタンフォード大学図書館が、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームをリリースしたことを発表しました。

DLMEは、国際的な協力に基づく4年間の開発の成果であり、現在、世界の図書館・ミュージアム・文書館が所蔵する資料のデジタルレコード約12万7,000点が収録されています。

同プラットフォームは、Whiting財団やAndrew W. Mellon財団からの助成を受けて開発が行われました。発表によるとオープンソースの“Spotlight”および“Blacklight”のソフトウェアフレームワークにより構築され、IIIF準拠のビューワー“Mirador”を導入しています。

CLIR and Stanford Libraries Announce Digital Library of the Middle East Platform(CLIR, 2020/7/15)
https://www.clir.org/2020/07/clir-and-stanford-libraries-announce-digital-library-of-the-middle-east-platform/

参考:
米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームの実装などに関して112万ドルの助成を獲得
Posted 2018年4月5日
https://current.ndl.go.jp/node/35801

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East” (DLME)のプロトタイプを公開
Posted 2018年2月2日
http://current.ndl.go.jp/node/35414

カタール国立図書館と米・図書館情報資源振興財団が“Digital Library of the Middle East” に関する覚書を締結
Posted 2017年8月23日
http://current.ndl.go.jp/node/34555

スタンフォード大学図書館、Blacklightのプラグイン“Sportlight”で作成した電子展示サイトを紹介する動画を公開
Posted 2014年6月25日
https://current.ndl.go.jp/node/26432