2020年7月8日、韓国国立中央図書館(NLK)は、公共図書館資料管理システムKOLASⅢのソースコードを公開しました。サービスの改善や急速に変化する外部環境に対して各館が能動的に対応できるようにすることが目的で、誰でも自由に利用・複製・修正・再配布することが可能です。
KOLASⅢは、1992年に公共図書館における資料管理の先進化のために開発され、継続的に機能改善されてきた、図書館の標準的な業務体系に準拠したシステムで、現在までに約1,900館で導入されています。
公開されたソースコードの著作権および知的財産権は同館にあり、公開されたソースコードを用いて作成した場合には、General Public License3.0が適用されます。
국립중앙도서관, 누구나 복제·수정 가능한 도서관 자료관리시스템 소스 공개(国立中央図書館,誰でも複製・修正可能な図書館資料管理システムソース公開)(NLK,2020/7/8)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=36893&schBcid=normal0302
KOLASⅢ 시스템 소개(KOLASⅢ システム紹介)(公共図書館技術情報センター)
http://kolas.nl.go.kr/nltech/pageLink.do?link=contents/kolas3/intro
参考:
オープンソースの図書館システム“Evergreen” バージョン3.0.0がリリース
Posted 2017年10月10日
https://current.ndl.go.jp/node/34803
オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン6.0が公開
Posted 2019年7月16日
https://current.ndl.go.jp/node/38594
図書館サービスプラットフォームFOLIO、新機能の導入や機能改善の反映が行われたFameflower版を公開
Posted 2020年5月21日
https://current.ndl.go.jp/node/40997
図書館システムに関する国際調査の2019年版が公開
Posted 2020年5月18日
https://current.ndl.go.jp/node/40964