2020年6月18日、韓国・文化体育観光部は、韓国文化情報院と共同で博物館や図書館等に設置している展示案内ロボット「QIロボット」の設置を、国立国楽院・国立アジア文化殿堂・国立テコンドー博物館等へ拡大すると発表しています。
「QIロボット」は2018年から6機関(国立中央博物館・国立羅州博物館・国立済州博物館・国立中央図書館・国立子ども青少年図書館・済州国際空港)において9台設置されていますが、最近、新型コロナウイルス感染拡大下において、非対面でのサービスへのニーズが高まり、「QIロボット」が大きな役割を果たしていることから、上記3機関などにおいて6月からサービスの基盤を構築し、2021年から提供する計画です。
特に、子ども・視聴覚障害者・車椅子利用者等に適した解説サービスや、国学やテコンドーといった専門的な案内サービスを実装することで、国民の文化享有を支援する計画です。また、人工知能(AI)基盤の多言語(韓国語・英語・中国語・日本語)での対話サービス、自律走行での同行解説サービス、3D・VR・双方向コンテンツを活用した解説サービス、モバイルQIサービス、周辺の観光・お祭り・交通情報案内といった機能も拡充して実装する予定です。
다양한 문화 전시에서 로봇이 맞춤형으로 안내해드립니다(多様な文化展示においてロボットがニーズに合わせてご案内いたします)(韓国・文化体育観光部,2020/6/18)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=18084
参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、展示解説・施設案内・質問への回答・推薦図書や人気貸出図書情報の提供を行う「QIロボット」を設置
Posted 2019年12月20日
https://current.ndl.go.jp/node/39800