韓国・文化体育観光部、平昌オリンピック・パラリンリック競技大会の国際放送センターを韓国国立中央図書館(NLK)の書庫として改修すると発表

2019年3月4日、韓国・文化体育観光部は、韓国国立中央図書館(NLK)・江原道・2018年平昌冬季オリンピック大会/パラリンピック大会組織委員会との間で、当初撤去予定であった、同オリンピック・パラリンピックの国際放送センター(IBC)をNLKの書庫(国家文献保存館)として改修することで合意し、業務協約を締結したと発表しています。

NLKでは、現在の本館の書庫が5年以内に満架状態となると予想されていることから、年間を通した気温の変化が少なく、高速道路・高速鉄道(KTX)によるアクセスの便も良い立地であることや、5万1,024平方メートルの広さがあり2,240万冊の蔵書を保存すること可能であること、空調設備等も既に整っていること等から、予算の削減効果もあり、改修して活用することとなったものです。

NLKでは、2020年までの調査・設計、2022年着工、2023年完成で改修工事を計画しており、また、段階的な書庫構築計画に従って2040年以降に使用する空間には、臨時的に文化・体育施設等を設置して、相対的に文化施設が不足している同地域への文化サービスを提供する予定です。

2018 평창 동계올림픽 대회 시설, 유산으로 지속 활용(韓国・文化体育観光部,2019/3/4)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=17143