2020年5月5日、英・Jiscと米国の図書館等のネットワークLYRASISは、米国において全国規模で機関リポジトリの標準利用統計であるInstitutional Repository Usage Statistics(IRUS)を導入するため提携することを発表しました。
IRUSは米国のリポジトリについての標準的な利用統計を提供する初めてのサービスとなり、米国のリポジトリに関する比較可能なデータの提供・収集が可能となるほか、利用統計の国際的な比較の際の基準を提供するものになることが見込まれています。
米国の大学及び研究機関は、2020年7月1日からLYRASISの担当者に連絡することでIRUSへの登録が可能になります。
Jisc and LYRASIS help US universities and research organisations gather new usage insights(Jisc,2020/5/5)
https://www.jisc.ac.uk/news/jisc-and-lyrasis-help-us-universities-and-research-organisations-gather-new-insights-05-may-2020
Press Release: Jisc and LYRASIS Help US Universities and Research Organizations Gather New Usage Insights(LYRASIS,2020/5/5)
https://lyrasisnow.org/press-release-jisc-and-lyrasis-help-us-universities-and-research-organizations-gather-new-usage-insights/
参考:
E1514 – PIRUS実務指針第1版が公開:論文単位の利用統計
カレントアウェアネス-E No.250 2013.12.12
https://current.ndl.go.jp/e1514
論文単位の利用統計を標準化して取得するためのプロジェクト”PIRUS”の報告書
Posted 2009年3月24日
https://current.ndl.go.jp/node/12289
CA1666 – 動向レビュー:機関リポジトリの利用統計のゆくえ / 佐藤義則
カレントアウェアネス No.296 2008年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1666