図書館休館対策プロジェクト、「図書館休館による研究への影響についての緊急アンケート」の結果を発表

2020年5月3日、図書館休館対策プロジェクトが、「図書館休館による研究への影響についての緊急アンケート」の結果を発表しました。

同プロジェクトは、社会科学系の若手研究者を中心に、新型コロナウイルス感染症対策による図書館休館への代替的支援施策を求めることを目的として設立されました。調査は4月17日から4月30日にかけて実施され、有効回答数は2,519人でした。

発表によると、回答者全体の57.5%が図書館の休館が研究に「非常に重大な影響がある」と回答し、卒業・修了年次の学生のうち70.3%が「卒業論文・修士論文・博士論文等の提出時期に間に合わない」と回答しています。利用している代替手段としては、私費での購入が65.4%、オンラインデータベースや電子ジャーナル等の利用が60.8%である一方、10.6%の人は代替手段がないと回答しています。また、研究を続けるための支援として、デジタル化資料の公開範囲拡大を望む人が75.7%、郵送貸出等の来館を伴わない貸出を望む人が73.0%、予約受取等の館内閲覧を伴わない貸出を望む人が66.3%となっています。

同調査の結果は、図書館休館対策プロジェクトのウェブサイトで公開され、5月7日に調査結果を踏まえた要望書が政府、国内の関係機関・団体に送付されました。

図書館休館対策プロジェクト
https://closedlibrarycovid.wixsite.com/website
※2020/05/03欄に「「図書館休館による研究への影響についての緊急アンケート」の最終集計結果を公開しました」とあります。

最終集計結果 「図書館休館による研究への影響についての緊急アンケート」(図書館休館対策プロジェクト, 2020/5/3)[PDF:8ページ]
https://7a64ccfc-4343-4e56-831b-78b6fa3c99c3.filesusr.com/ugd/f24217_d960f0ab8d794eed98a28baab93f4312.pdf

大学図書館等の閉館を維持したままで可能な緊急支援施策に関する要望書(第 1 次)(図書館休館対策プロジェクト, 2020/5/7)[PDF:2ページ]
https://7a64ccfc-4343-4e56-831b-78b6fa3c99c3.filesusr.com/ugd/f24217_210271888941407ca5276122e932f238.pdf

別添 「図書館休館による研究への影響についての緊急アンケート」調査結果(図書館休館対策プロジェクト, 2020/5/7)[PDF:3ページ]
https://7a64ccfc-4343-4e56-831b-78b6fa3c99c3.filesusr.com/ugd/f24217_14af0382804a4399b01820535d83d6cf.pdf