2020年5月5日、国際図書館連盟(IFLA)は、事務局(Headquarter)と図書館協会運営分科会 (Management of Library Associations Section)が共同で、図書館を安全に再開館するために各国の図書館協会・図書館担当部局・図書館ネットワーク等が策定中もしくは実施中の計画の事例収集を行っていると発表しました。
新型コロナウイルス感染症に関する制限を緩和する国が増える中、図書館では、利用者・職員にとって安全に再開館する方法について厳しい選択に直面しており、お互いの対応方法や疑念を共有し、学びあうことで、そのことを支援することが目的とされています。
IFLAのライトナー(Leitner)事務局長は、再開館を安全に行うためには慎重な計画が必要であり、安全性を犠牲にしてはできないとしています。
調査の結果はIFLAの“COVID-19 and the Global Library Field”のページに反映されます。
Getting Ready to Lift Restrictions: IFLA Surveys Library Associations, Agencies and Networks(IFLA, 2020/5/5)
https://www.ifla.org/node/93064
参考:
イタリア図書館協会(AIB)、新型コロナウイルス感染拡大下における資料の取扱や図書館空間の管理に関する文献レビュー・推奨事項を公表
Posted 2020年5月1日
https://current.ndl.go.jp/node/40887
韓国・新型コロナウイルス感染症中央災難安全対策本部、生活防疫に関する詳細指針を発表:図書館に関する指針も
Posted 2020年5月7日
https://current.ndl.go.jp/node/40891
オーストリア図書館協会(BVO)、新型コロナウイルス感染症拡大下における図書の貸出・返却時に図書館が順守すべき衛生対策を公表
Posted 2020年5月7日
https://current.ndl.go.jp/node/40892
国際図書館連盟(IFLA)、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、会長・事務局長連名で声明を発表:情報共有ページ“COVID-19 and the Global Library Field”も開設
Posted 2020年3月25日
https://current.ndl.go.jp/node/40589