日本図書館協会(JLA)、「図書館情報学の授業における三ツールのオンライン配信について」を発表

2020年4月24日、日本図書館協会(JLA)が、「図書館情報学の授業における三ツールのオンライン配信について」を発表しています。

4月13日に公表した「(1) 三ツールの部分的な利用」に関する措置に続き、「(2) PDFファイルによる,三ツールのオンライン配信」についての措置を示したものです。

JLAの目録委員会・分類委員会・件名標目委員会の協力のもと決定されたもので、以下の措置をとるとしています。許諾の条件と申請方法の詳細は、近々、ウェブサイト上で案内し、5月中旬よりPDFの提供を順次行うことが予定されています。

1.基本方針
 図書館情報学(司書,司書教諭,学校司書の養成のための教育課程を含む,以下同様)の科目をオンライン形態で行う場合,従来から行われていた対面式の授業形態に可能な限り近づけられるように,2020年度に限り,著作権に関する特例的な措置(利用の許諾)を講じます。

2.三ツールの配信に関する措置
図書館情報学の科目において,下記の書籍(三ツール)を受講する学生の人数分保持し,学生に貸し出すなどして授業を実施していた大学を対象にいたします。申請に際して所定の条件を確認していただいた上で,利用主体(大学,申請責任者)にPDFを提供し,オンライン配信にかかわる著作権上の許諾をいたします。

・『日本十進分類法(NDC)新訂10版』
・『日本目録規則(NCR)1987年版改訂3版』
・『基本件名標目表(BSH)第4版』

上記3ツールの他の版は、今回の措置の対象外です(『日本目録規則(NCR)2018年版』はPDF版が公開済)。

図書館情報学の授業における三ツールのオンライン配信について(JLA, 2020/4/24)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=5289

参考:
日本図書館協会(JLA)、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、「オンライン授業における三ツール(『日本十進分類法(NDC)新訂10版』『日本目録規則(NCR)1987年版改訂3版』『基本件名標目表(BSH)第4版』)の活用について」を発表
Posted 2020年4月13日
https://current.ndl.go.jp/node/40757