韓国・国立障害者図書館、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、聴覚障害者のための読書プログラムをオンラインで実施:手話映像資料を10回分提供

2020年4月13日、韓国国立中央図書館(NLK)が、所管する国立障害者図書館が、2020年4月14日から6月23日まで、障害者図書館のウェブサイトを通じて、聴覚障害者のための読書プログラムを行なうと発表しています。

同館では、2013年から聴覚障害者の識字力向上と読書活性化を目的に、手話読書プログラムを行なっていますが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、集合しての講座ではなく、オンラインで行なうことなりました。

同館が、手話映像資料を10回分提供しており、同館会員であればだれでも無料で利用することができます。

同館では、新型コロナウイルス感染症により情報へのアクセスが困難となった聴覚障碍者が知識情報から疎外されないように準備したとしています。

청각장애인을 위한 온라인 독서 교육을 만나세요!(聴覚障碍者のためのオンライン読書教育に出会ってください!)(NLK, 2020/4/13)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=36645&schBcid=normal0302

参考:
韓国国立中央図書館、「韓国手話言語法」の国会通過を受け、聴覚障害者のための「手話映像図書資料」の制作を拡大
Posted 2016年1月26日
https://current.ndl.go.jp/node/30533

CA1881 – 動向レビュー:韓国の国立障害者図書館と図書館での障害者サービスの現状 / 孫 誌衒
カレントアウェアネス No.329 2016年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1881