2020年1月30日、英国図書館(BL)は、同館職員の男女間賃金格差に関する年次レポート(2019年調査)を発表しました。
2010年平等法に関する2017年男女間賃金格差情報規則(Equality Act 2010 (Gender Pay Gap Information) Regulations 2017)によって、250人以上の雇用者を有する事業主に報告が義務付けられているものであり、2018年1月、2019年1月に続いて3回目の報告となります。
暫定の全国平均賃金格差は16.2%である一方で同館では現状5.93%であり、2018年調査の3.89%よりも増加しているものの、2017年調査の6.22%よりは低い数字となっている、としています。
一方、上級職に占める女性の割合については、2017年調査の30%から2019年調査の38%に増加し、さらに2020年現在は50%まで上昇したことが紹介されています。
British Library publishes latest Gender Pay Gap information(BL, 2020/1/30)
https://www.bl.uk/press-releases/2020/january/gender-pay-gap-published-2020
参考:
英国図書館(BL)、職員の男女間賃金格差についてのレポートを発表
Posted 2019年2月8日
https://current.ndl.go.jp/node/37555
CA1197 – アメリカ合衆国の図書館における男女の賃金格差 / 星野絵里子
カレントアウェアネス No.226 1998.06.20
http://current.ndl.go.jp/ca1197
北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2018-2019年度版を公開
Posted 2019年7月31日
https://current.ndl.go.jp/node/38695