千葉県の館山市立博物館において、2020年2月15日から3月29日まで、展示「デジ文展 ~デジタル化による地域の文化財の可能性~」が開催中です。
同市は2015年度から千葉大学の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に参加し、千葉大学デザイン文化計画研究室と連携して文化財のデジタルアーカイブ化とその活用に取り組んできており、今年度が同取組の最終年度であることから、これまでの活動成果を発表するとともに、今後の可能性について意見交換を行うことを目的に開催するものです。
千葉大学デザイン文化計画研究室がデータ取得に取り組んだ彫刻や、漁師の祝い着「万祝」の型紙などの実物が、複製・商品化した成果とともに展示されます。
2月16日には博物館所蔵の万祝型紙から作成した複製を活用してオリジナルグッズを作るワークショップ「型紙で遊ぼう」が、3月1日には、トークセッション「地域の文化財とデザイン~デジタル技術による記録・保存・活用の可能性~」も行なわれます。
「デジ文展 ~デジタル化による地域の文化財の可能性~」(館山市, 2020/2/7)
https://www.city.tateyama.chiba.jp/kikaku/event100010.html
千葉大学COC+連携事業(館山市, 2019/7/9)
https://www.city.tateyama.chiba.jp/kikaku/page100178.html
【館山市】千葉大学COC+連携事業 活動・成果報告イベント 開催(千葉大学 コミュニティ・イノベーションオフィス)
https://cocp.chiba-u.jp/news/200210event_tateyama.html
参考:
独立行政法人国立文化財機構、文化財活用センターを設置
Posted 2018年7月2日
https://current.ndl.go.jp/node/36256
文化財の計画的な保存・活用促進や地方文化財保護行政の推進力強化を目的とした文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が成立
Posted 2018年6月4日
http://current.ndl.go.jp/node/36100
韓国・文化体育観光部、国内22の公立博物館・美術館を対象に、各館所蔵資料と新技術を組み合わせた「体験型コンテンツ」作成支援を実施
Posted 2020年2月5日
https://current.ndl.go.jp/node/40164