館山市(千葉県)、ウェブサイトに「被災した歴史資料の取扱いに困ったら相談を!」を掲載:安房地域各市町の文化財担当課や博物館に相談するよう呼びかけ

2019年10月2日、千葉県の館山市が、同市のウェブサイトに「被災した歴史資料の取扱いに困ったら相談を!」を掲載しました。

台風15号で自宅や地区の集会所等が被災し、保管していた歴史資料の取扱いに困ったときは、処分を検討する前に、安房地域の各市町の文化財担当課や博物館に相談するよう呼びかけるもので、水に濡れた古い文書や写真、壊れた彫刻等もすぐに捨てたり燃やしたりしないよう依頼しています。

館山市立博物館・南房総市教育委員会生涯学習課・鴨川市郷土資料館・鋸南町歴史民俗資料館に相談すれば、保管方法のアドバイスなどを行うとしています。

歴史資料の事例として以下があげられています。

・戦前の文書や手紙、日記
・戦前の写真・絵はがきや新聞
・地区の記録や引継ぎ文書
・お祭りやオコモリ(講)の掛軸や道具
・神社・寺院やお神輿などの彫刻
・木や石でできた仏像や神像
・絵馬・棟札など木の板に絵や文字が書かれたもの

@tateyama_shi(Twitter,2019/10/2)
https://twitter.com/tateyama_shi/status/1179267296151396352

被災した歴史資料の取扱いに困ったら相談を!(館山市立博物館,2019/10/2)
https://www.city.tateyama.chiba.jp/hakubutukan/page100117.html

参考:
千葉歴史・自然資料救済ネットワーク、台風15号による館山市内の被害状況確認調査の結果をブログで報告
Posted 2019年10月1日
https://current.ndl.go.jp/node/39159

神奈川地域資料保全ネットワーク、横浜市金沢区にて水損資料の初期対応を実施
Posted 2019年9月24日
https://current.ndl.go.jp/node/39081