文部科学省、研究支援サービス・パートナーシップ認定制度を創設し公募を開始

2019年10月29日、文部科学省は、民間事業者が行う研究支援サービスのうち、一定の要件を満たすサービスを「研究支援サービス・パートナーシップ」として認定する制度を創設したことを発表しました。

文部科学省のウェブサイトに掲載された報道発表資料「研究支援サービス・パートナーシップ認定制度の創設及び公募の開始について」によると、認定を通じて研究者の研究環境を向上させ科学技術の推進及びイノベーションの創出を加速し、研究支援サービスに関する多様な取組の発展を支援することが制度創設の目的です。

制度への認定により、研究者の研究環境向上・研究支援サービス利活用の奨励と促進・研究コミュニティに対する認知度の向上が企図されています。また、研究支援サービスを認定された事業者と同省の間で、定期的または不定期に意見交換やネットワーキング等の場が設けられます。将来的には認定サービスのうち、同省関連事業との連携によりサービスの加速が見込まれ、同省関連事業にも貢献が大きいものには、金銭的な支援を除く具体的な連携を検討することを発表しています。

2019年10月30日正午から11月29日正午まで認定のための公募期間が設けられ、同省は申請のあった研究支援サービスの審査を行い、2020年1月中に認定を行う予定です。

報道発表(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/index.htm
※令和元年10月29日付で「研究支援サービス・パートナーシップ認定制度」とあります

研究支援サービス・パートナーシップ認定制度(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/kihon/1422215.htm

研究支援サービス・パートナーシップ認定制度の創設及び公募の開始について [PDF:22ページ](文部科学省,2019/10/29)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/10/29/1422270_01_1_1.pdf

参考:
【イベント】科学技術に関する調査プロジェクト2019シンポジウム―「「科学技術立国」を支えるこれからの研究者育成」―(9/10・東京)
Posted 2019年8月9日
https://current.ndl.go.jp/node/38774

米・Ithaka S+R、市民工学・環境工学研究者の研究活動支援へのニーズを調査したレポートを公開
Posted 2019年1月18日
https://current.ndl.go.jp/node/37403