米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)と米国南東部研究図書館協会(ASERL)が図書館電子リソースのアクセシビリティ向上のため2年間のパートナーシップを締結

2019年8月1日、米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)と米国南東部研究図書館協会(ASERL)が共同して、すべての図書館利用者への平等な情報アクセスの提供を目標に、図書館電子リソースのアクセシビリティ向上のため2年間のパートナーシップを締結したことを発表しました。

BTAAは2016年から電子リソースプラットフォームとコレクションに関する第三者評価を実施しその結果を公表していますが、2018年になってプログラムの効果を高め、アクセシビリティの問題に取り組む図書館員の数をさらに増大させるため、協力関係と活動範囲の拡大を求めていました。

締結されたパートナーシップの一環として、BTAAとASERLの図書館員は協力して、アクセシビリティテストに関する取り組みの推進に当たり、ベンダーの電子リソースに対するアクセシビリティテストの有効性と影響分析を行う、としています。また、より効果的に協調が可能な別のアクセシビリティのイニシアチブについても検討する予定です。

BTAA and ASERL Announce Library Accessibility Partnership (BTAA,2019/8/1)
https://www.btaa.org/about/news-and-publications/news/2019/08/01/btaa-and-aserl-announce-library-accessibility-partnership

BTAA and ASERL Announce Library Accessibility Partnership[PDF:1ページ](ASERL,2019/8/1)
http://www.aserl.org/wp-content/uploads/2019/08/2019_08_BTAA-ASERL_Library_Accessibility_Partnership.pdf

参考:
米国南東部研究図書館協会(ASERL)及びワシントン研究図書館コンソーシアム(WRLC)、資源共有に関するBig Ten Academic Allianceの声明への支持を発表
Posted 2019年6月20日
http://current.ndl.go.jp/node/38396

米・LYRASIS、オンライン資料のアクセシビリティに関する調査レポートを公開
Posted 2019年7月24日
http://current.ndl.go.jp/node/38655